KIMURA PLUS(旧館)

個人の感想です

プアマンズ・ルンバ! ロボット掃除機 iLifeを買った

ベットの下が掃除機で掃除できないので掃除したいという 名目で妻を説得し、前々から欲しかったロボット掃除機を買った。

買ったのは、プアマンズ・ルンバこと中国製ロボット掃除機の iLife v5s Pro。水拭きもできる優れものなのに、お値段は2万円前半。やすいね。

こどもの食べかすがみるみる全部綺麗になって、妻のストレス原が一つ減って、すこしばかり機嫌がよくなった。 最初は反対していた妻も、「なんでもっと早く買わなかったんだろう」と言っている。 ほんとだよ、なんで反対してたんだよ。。

悪いところは、

  • あまり賢くはなく基本ランダムウオークなところ(バカでかわいい)
  • カーペット程度の段差でも、ときに乗り越えられなかったりするところ(不器用でかわいい)
  • 水拭き機能が「水を含んだ雑巾でいったりきたり」というレベルなところ(レベルが低くてかわいい)
  • 消耗品(フィルタ)が地味に高いところ(全然かわいくない)

かな。 なお、ILIFEは、本体の価格はおさえても利益率が高い消耗品で稼ぐプリンター商法なのかもしれないと思った。 応援する意味でも消耗品は純正品を買うようにしてる。

悪いとところを考えても、値段と比べても満足度が高いので、完全に買ってよかった商品。 お金持ちは倍のお金を払ってルンバを買えばいいですが、そうでない人はiLifeで十分だと思いますよ。 マストバイ!

洋室で大人2人と幼児2人が川の字になって寝る方法について

結論

すのこベッドをダブルサイズとシングルサイズの2つ、それと東京西川の4つ折り布団。

これがあれば親子4人で川の字でぐっすり眠れます。

カビもおしっこもこれで怖くない。

どんな感じかというと、こんな感じ。今のところ自分は快適。快眠。

親子4人で川の字になって寝ている。ダブルベッドに親1子2、シングルに親1
ダブル+シングル

買ったものの詳細

ベッド

九州の家具屋さん、サコダの「ポラリス」という、すのこベッド。これのシングルサイズとダブルサイズをチョイス。

www.sakoda.co.jp

ポイント消化のためにYahoo!ショッピングで購入。楽天でも同じものは売ってると思う。 なお、Amazonでは売っていない模様。

布団

東京西川のスリープコンフィという布団。わりとお手頃な価格。 固さにレギュラーとハードがあるのだけど、すのこベッドの上に敷いても背中が痛くないのでハードのがお勧め。 4つ折りタイプで、子供がおもらししたときにも立てて乾かしやすい。

背景

前の家では和室を寝室にしていた。畳の上に布団をしいて、親子4人(子どもは4歳と2歳)で川の字になって寝ていた。 一方、新居には和室がなく、すべて洋室だ。当然、寝室も洋室になる。ちょっと困った。 フローリングに直に布団を敷くと、寝てる間に200mlも出る汗や、空気中の湿気が布団と床の間にたまってフローリングが痛む、らしい。

実際、フローリングに布団を敷いて寝ていたんだけど、朝になって布団をめくってみるとフローリングがじんわりと湿っていて、カビが生えるのも時間の問題だと思った。おまけにフローリングの床が固さが布団を通してダイレクトに伝わってくる。背中がバキバキになって、寝ても寝ても疲れが全く取れない。これは早急になんとかしないといけない。

選択肢

子供がまだ4歳と2歳と小さいので、アメリカのように別室で寝るということは避けたい。シアーズ博士のアタッチメント・ペアレンティングだ。添い寝最高。となると、解決するための選択肢は以下の3つ。それぞれメリデメ(Pros/Cons)があるので考えていきたい。

  1. 普通のベッド+マット
  2. すのこマット+布団
  3. すのこベッド+布団

1.普通のベッド+マット案

メリット(Pros.)

寝心地がよい。間違いなくダントツ。

デメリット(Cos.)

マットの分だけ高さがあるので、子供が落ちた時に危険。また、マットだと、おもらし時に洗えない、乾かせない。値段も高い。

2. すのこマット+布団案

メリット(Pros.)

3案の中でもっとも低コスト。おもらしの時にも乾かしやすい。たためるので、寝室も普段は広く使える。

デメリット(Cos.)

だいたいどの商品(すのこマット)も安っぽい。壊れやすそう。また、床と布団の距離が近いので、ベッドほど空気が流れないと思料。

3. すのこベッド+布団案

メリット(Pros.)

普通のベッドに比べて高さが低い(ローベッドにもなる商品も多い)ので、子供が落ちた時の怪我のリスクが低い。 また、布団が使えるうえに湿気もたまり難い。

デメリット(Cos.)

すのこマットよりは高額。また、ベッドなので一回設置すると配置換えが難しい。

結論(再)

以上のメリデメ(Pros/Cons)を踏まえ、3.すのこベッド+布団を採用。

すのこベッドをダブル、シングルの2つを並べると、我が家の6畳の部屋にはちょうどのサイズだった。 ベッド以外は置けなくなるけど、別にいいでしょう。

(わが妻は自在に寝返りをうつ子供たちに場所を追われ、狭いときがあると言っているので、部屋の大きさに余裕があるならシングルをセミダブルにするといいかも。)

また、布団はすのこベッドでも背中が痛くないように、東京西川のハードタイプの布団を買った。 この布団は4つ折りなので、子どものおしっこが漏れても乾かしやすい。

同じような悩みを持つ方への参考になれば幸いです。

完全版 シアーズ博士夫妻のベビーブック

完全版 シアーズ博士夫妻のベビーブック

家を買った

2019年の正月に、今住んでいる団地の近くにマンションが建つというので モデルルーム見学の申し込みをした。なんとなく買えそうな価格帯だった。

結果的にはそのマンションは買わずに、4駅ほど離れた場所の 築10年ぐらいの安いマンションを購入したんだけども。

新築マンションは「なんとなく買えそう」な値段だと思っていたけど、 実は全然そうじゃなくて、ちゃんと計算してみると今の家賃よりも 月々3万円ぐらい支払が増える計算で、買えるけど… 買ったら生活が苦しくなるのが目に見える。

マンションに詳しい友人からも「今の新築は割高。まずは中古を見てから」などアドバイスをもらったこともあって 地場の不動産屋さんと一緒に、中古物件を中心に探した。

結果、探してはじめて2週間目で物件を決めて、2か月目で決済まで終わった。 家探しがこんなにスピード感あるものだとは思わなかったな。 もっと時間がかかるもんだと思ってたけど、あんまり目だけ肥やしても 買えなくなるし、さっと決めてよかったんじゃないかな。 不動産屋さんの紹介や誘導が上手かったのもあるのかな。

家探しって家だけじゃなくて、学校や施設を調べて、その土地の由来を調べて 地図とにらめっこして、実際に街を歩いてみて、総合的に決める。 資産としての価値や、ローンの金利、どこの銀行に借りるか そもそもローンが通るのか、団信は通るのか、などなど考えること 選択することがとにかく多い。 ドーパミンが出るというか、猛烈に楽しかったな。 つきあってくれた妻と息子たちに感謝。

さて、今週末が引越し。息子1号はインフル、2号は急性中耳炎、自分は仕事がヤマ場、 引越し準備の頼みの綱は妻だけ。どうなることやら。まずは、終わりが見えない仕事を 終わらせたいな。がんばろ。

電力会社を変えて、電気を使っても二酸化炭素が出なくなったこと(+ちょっと節約)

再生可能エネルギーが好き…でも…

気候変動が気がかりで、再生可能エネルギーにも興味をもっていて、かといって何か活動をしているかというと何もしていなくて、なんかできないかなーとモンモンとしていた。

そんな折、我が家が加入している首都圏向け生協のパルシステムが、新電力のパルシステムでんきをはじめた。2016年から電力自由化で好きな電力会社が選べるようになった。電力自由化のデメリットは多々あるだろうが、選択肢が増えるのは素直によい。

パルシステムには、までっこ鶏チキンナゲットという大ヒット商品があるんだけども、その原料となる「までっこ鶏」の養鶏場で発電をするという。つまり、養鶏場で出る鶏糞を燃やして発電をし、その電力を会員に供給する。この発電方法はバイオマス発電にあたるので 二酸化炭素は排出量はゼロでエコ*1、肉だけではなくて電気も生産・販売するという一石二鳥の取り組みだ。これはもう、是非に入ろうと思ったのだけど、東京電力と電気料金がまったくの同一で安くならないのがネックだった。電気料金も下げて、かつ、エコという一石二鳥を狙いたい。そんな都合のよい電力会社がないかしら。

パルシステムでんきではなくて、GREENaでんき にした

エネチェンジという電力会社の電気料金比較サービスのサイトで、電力料金も下げ、よりエコな電力会社を探した。 そこでGREENaでんき(販売はネクストエナジー・アンド・リソース株式会社)を発見した。GREENaでんきのスタンダードファミリープランにすると、(我が家の契約の場合)東京電力より電気料金が3%程安くなる(以下表参照)。

電気料金と二酸化炭素の排出量の比較(GREENa vs 東京電力)

GREENaでんき 東京電力
プラン スタンダードファミリー 従量電灯B
アンペア数 30A 30A
地域 東京電力エリア 東京電力エリア
基本料金 ¥817.12 ¥842.40
従量料金:〜120kWh ¥19.52 ¥19.52
従量料金:120kWh〜300kWh ¥24.70 ¥26.00
従量料金:300kWh〜 ¥27.61 ¥30.02
CO2排出係数 0.0kg-CO2/kWh 0.474kg-CO2/kWh

特筆すべきはCO2排出係数。東京電力の場合、かなりの割合を火力発電を占めているので、1kWhあたり約0.5kgの二酸化炭素を排出している。たとえば300kWhを消費すると約150kgの二酸化炭素を排出する。白鵬一人分だ。一方、GREENaでんきはゼロ。ほんとかよ。

二酸化炭素の排出量がゼロの仕組み

はてさて、いったいどういう仕組みで発電時の二酸化炭素の排出量がゼロになっているのだろう。普通に考えると、二酸化炭素の排出量がゼロの発電とは原子力発電か再生可能エネルギーの割合が100%ということになる。

GREENa スタンダードプランのWebサイトを確認すると、FIT(固定価格買取制度)からの電気の比率は50%以上だという。でもそれだけだと、前述の通り、ゼロにはならないはず。 実はこれ、二酸化炭素の「調整後排出係数」がゼロという仕組み。小さい字でWebサイトにもちゃんと書いているし。。

弊社電力事業が、地球温暖化対策の推進に関する法律(平成10年法律第117号)に基づく二酸化炭素排出係数(調整後排出係数)について、平成28年度実績でゼロとなることを約束するものです。

それで「調整後排出係数」のその仕組みは、というと、環境省のサイトのPDFの資料に記載があった。

調整後二酸化炭素排出量は、電気事業者が排出量調整無効化した国内及び海外認証排出削減量等を以下の方法により把握し、これらを、基礎二酸化炭素排出量に固定価格買取調整二酸化炭素排出量を足したものから控除して得た量とする。(以下略)

ということは、GREENaでんきのスタンダードファミリープランでは、排出取引市場で二酸化炭素の削減量を購入しているということが推測できる。なかなかコストがかかっているなぁ。経営は大丈夫だろうか。まぁ、何かあったら東京電力に戻せばいい。それが自由化のメリットなので。

結果として、これから我が家が消費する二酸化炭素が削減できることには間違いがないので、気持ちがずいぶん楽になった。 これで電気を使いすぎたら、プリウスで無駄にドライブするみたいなもので、意味がないけどね。

*1:これをカーボンニュートラルという。燃料元の炭素源が空気中の二酸化炭素なので、燃やしたとしても空気中に二酸化炭素が戻っただけなので二酸化炭素排出量としてはカウントされない

【日記】絶品パンケーキ eggg Cafe 平飼い 「幸せたまご」@東京都小平市 で幸せになった

パンケーキをなめていた

2018年2月10日土曜日。 せっかくの3連休だし、普段下車しない駅に行ってみようと妻が言う。面白い。西武新宿線沿線で暮らしているけど、田無駅以降の駅で下車することはまずない。

「それじゃあ小平なんかいいんじゃないかな」

「小平といえば?」

「そうだな、武蔵野うどんとか。でも、子どもたちにはあのうどんは噛み切れないかな」

「他には?」

「そうだね、パンケーキのお店、eggg Cafeがあるな」

「オーケー、わたしパンケーキが食べたい」

はい、決まった。でも自分はパンケーキなんか食べたくない。だってしょせんはホットケーキでしょ。粉ものでしょ。原価率低いんでしょ。女子どもが食べるものでしょ。インスタバエでしょ。

こう思っていた自分が浅はかだった。ここのパンケーキはすごいよ、すごいのよホント。どうすごいか説明したい。パンケーキもすごいけど卵がすごい。幸せになれる。

www.eggg.jp

このお店、eggg Cafeはあまり公共交通機関のアクセスがよくない。というか悪い。西武新宿線だったら小平駅花小金井駅で降りて、そこから路線バスに乗り、バス停からさらに10分ぐらい歩かねばならない。3歳児と1歳児を引き連れてだけども、片道1時間ぐらいかかった。ちょっと大変。子どもたちがよく歩いてくれて助かったが。

なお、いまは絶賛改装中ということで、2018年6月末までテントとキッチンカーの仮店舗で営業するとのこと。これはこれで味わいがある。待ち時間は1時間30分ぐらいだったかな。こんなにアクセスが悪いのに、しかも仮店舗なのにすごい人気。お客さんは若いカップル、女性のグループ、自分たちのような子供連れが多い印象。

キッチンカーとテントの仮店舗。

アクセスの悪さには(たぶん)理由がある

自分はブリュレパンケーキを頼んだ。セットメニューになっていて、コーヒー付きで700円ぐらいだったと思う。ふわっふわトロトロ。絶品。こう見えて意外と量は多い。ちょっとしたラーメンぐらいの値段だけど、同価格帯のラーメンより確実にお腹が膨れる。

ブリュレパンケーキ、1歳児の手をのせて
どうしても子どもが手を伸ばしたがってこんな写真しか取れなかった
それにしても、どうして小平の、しかもバス便の、(失礼だけど)こんな辺ぴな場所にあるんだろうか。

お店は養鶏場が経営しているとのこと。ならば養鶏場がこの近くにあるのが立地の理由と考えるのが自然だ。 しかし、調べてみると、養鶏場は茨城県かすみがうら市にあるとのこと。 ええ!?茨城なの?? ということは、だ。 わざわざこの場所を選んだということになる。不思議だ。普通なら渋谷、新宿、池袋、吉祥寺あたりに出店するんじゃないのかな。でもよくよく考えると、なるほど理にかなっているなと考え直した。

第一に地価が安い。第二に周辺人口がそれなりにある(小平市と隣接する小金井市国分寺市を合わせると40万人を超える)のでマーケットの規模はある。第三に大都市のような競合店が少ない。

地価が安いので、その分コストを抑えてパンケーキを提供できる。さらに、競合店が少ないので、パンケーキのニーズがこのお店に集中する。そうすると、人気が人気を呼び、遠くからでも人が来るようになる。そうなると本当に買ってほしい「幸せたまご」も買ってもらえる。これを最初から狙っていたとすると、なかなかすごい経営センスだと思う。

幸せたまごを買って幸せになった

しかし、本当に美味しいのはパンケーキよりも「たまご」そのものだ。

子どもたちがパンケーキを食べると思わなかったので(実際に食べなかった)、たまごかけご飯を頼んだ。そしたら子どもたちがあまりにも美味しそうにたまごかけご飯を食べるので、一口だけ貰ってみた。濃厚。コクがある。これは…うまい。

あまりにも美味しかったので、この「幸せたまご」を10個買った。お値段は500円だ。500円って。普段買うたまごの2倍以上だ。物価の優等生はどこにいった。

なぜこんなに高いのか。何が違うのか。公式サイトを見ると 鶏の飼育方法(→平飼い)と飼料(→自家配合)が違うという。だいぶコストがかかっている。 さらに、FAQに飼料の詳細が書いてあった。面白いなと思ったのは、パプリカとベニバナを与えていること。パプリカとベニバナは赤色の色素になる。黄身の濃いオレンジ色は、これが由来のようだ。

脱線したので戻す。このたまごは高いけども、値段以上に美味しい。晩ご飯も、たまごかけご飯になった。ちょっとした幸せだ。

買ってきたたまご。

リピートするか?

車を持っていない我が家ではそう簡単に行けるお店ではないけど、いずれ再訪したい。妻は今度はフレンチトーストを食べてみたいという。自分は、というと、またこのたまごが欲しい。500円でQoLが上がるなら安いものだ。

【日記】 井の頭池の「かいぼり」を見てきた

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2018年1月13日(土)に、 吉祥寺は井の頭池の水を抜く「かいぼり」を今年もやると知ったので子どもたちと一緒に見学に行った。

かいぼり

井の頭池のかいぼりは今回は3度目。見に行ったのは今回が初めて。今年も前回と同様に湧水が多くて池の水が十分に抜けていないそう。気温は、日差しがあったとはいえ、5度ぐらいだったと思う。早朝は氷点下だった。寒い。ボランティアの方々が、薄氷が残る水に胸まで浸かって水生生物を捕まえていた。頭が下がる。。

ブルーギルと鯉

公園の目立つところで、捕まえた水生生物が展示されていた。第一に目がつくのがブルーギル。スズキの仲間は見栄えがする。

ブルーギルは過去2度のかいぼりを経ても池の優占種(1度目のかいぼりでは全魚種の60%、2度目では40%)*1 と言っても差し支えないほど繁殖している。 水が抜けきらないところで生き残っていて、ふたたび繁殖しているんだそう。とはいえ、駆除のおかげで大型のブルーギルは減っていて幼魚が増えているそうなので、継続的に駆除すれば減らせるだろう。

ブルーギルのほかで興味深いなと思った外来種は、カワリヌマエビ。これってあれだよな、水槽のコケ取りでよく飼われる「ミナミヌマエビ」だよなあ。わざわざ放流する人がいるのか。何のためだろうと不思議に思った。

また、展示はされていなかったが、鯉も気になった。最近、テレ東の「池の水ぜんぶ抜く」でも頻繁に言及されているので、鯉はブラックバスブルーギルに負けず劣らず問題があるという認知がされてきた。

前回のかいぼりでは色のついた鯉は駆除対象で、黒色の鯉を戻したとのこと。正直、違和感がある判断だ。 今回はどうするのか解説の方に聞かなかったけど、聞けばよかった。

かいぼりをする前の井の頭池アオミドロ(緑藻)やアオコ(藍藻)が浮き、水が濁っていた。実はそれは鯉のせいなのではないか。鯉を泥を吸い込むので汚泥が巻き上がる。水草も食べてしまうから、富栄養化につながってアオミドロやアオコが増える。その結果、池が濁ってしまう。鯉は外来種だから問題というよりも、この性質が問題だ。

とはいえ、鯉に問題があるからとすべて駆除してしまうと、今度は鯉からの捕食圧がなくなり、ブルーギルが大発生するかもしれない。良くも悪くも、この池の生態系が外来種を含めて成り立ってしまっているので、かいぼりを含め、人の手を加えるとどうしても歪みがでてくるだろう。外来種をすべて取り除き、モツゴやモロコが優占種となればそれでいいのかというとそうではないだろうし。

かいぼりは正義か

水を抜き、外来種を駆除し、池の底を干すかいぼりは、崩れた生態系を豊かな生態系へと変える有効な手段であることは間違いない。けれども、守りたい種へのダメージも相当なものだろう。やればいい、かいぼりは正義というものではないだろう。(井の頭池はかなり慎重にやっている印象をうけたが)

また、駆除した外来種をただ殺して廃棄するのはなんだかもったいない。ここは、せっかくだから利用したい。活き締めにして配るのはどうかな。 ブルーギルオオクチバス、ここでは触れていなかったけどもアメリカザリガニなどは味も良い。臭みがある淡水魚の料理となれば、おとなり中国が得意とすることなので、料理法はそれを真似ればいいだろう。特に、麻辣ザリガニは一度食べてみたい。現在進行形で中華街になっていると話題の西川口に行けば食べられるようなので、だれか一緒に行きませんか?